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2015年4月9日木曜日

36,000年前のポンダルク洞窟壁画,25日から複製公開



NHKでも今しがた報道(2015年4月9日朝のニュース)されていたが,36,000年前に描かれたフランスの洞窟壁画「ショーヴェ・ポンダルク」が今月25日からフランスのヴァロン・ポンダルク(Vallon Pont d'Arc)に建設されるセンターで公開される。最新の3D技術を駆使して8000㎡というたいへん大きな洞窟を3000㎡のスペースに復元しての大々的なものだ。

この洞窟壁画の存在は1994年に地元の探検家によって発見されたもの。発見者はそこに描かれた躍動的な動物たちの姿に驚嘆したに違いない。






36,000年前というのは旧石器時代。このような奥深くの洞窟の中で,いったいどのように描かれたのかが大きな謎だ。

古代の人々は長時間壁面を照らし続けることのできる照明方法をあみだしていたのだろうか。

壁画の現物の保存状態は良い。36,000年前から洪水や他の浸食原因に影響されずに残存しており,まさに世界の遺産といえる。

ここに描かれた絵は現代の我々に何を教えているのだろうか。このゆるぎない「史実」を直視することで,古代についての正確な知識は我々にどう影響するのだろうか。

動物たちがどのように過ごしていたのか,動物同士闘っていたのか,何を食べていたのか,人とのかかわりは... 興味は尽きないのである。



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